ビフォー&アフター 実例コラム

隠れた魅力を探し出せばもっと自分を好きになる

【恵木さん 20代 アパレル 2022.3月号】
プロのパーソナルカラー診断を受けたことがありますか?きっと全身が移るほどの大きな鏡の前に座り、両サイドには明るいライトが取り付けてあったのではないでしょうか。「こんなに至近距離で自分をみるのは恥ずかしい」と感じたかもしれませんね。今回は自分の顔をまともに見ていなかったけれど、似合う色や服をきっかけに鏡を見る回数が格段に増え、自己肯定感がアップした26歳恵木さんのお話です。

SNS上で「パーソナルカラー」や「顔タイプ」が話題になっていた20代前半、自分にはどんな色が似合うのだろうと興味を持ち「フランマ」サロンを訪れました。当時はベージュやキャメルの服に茶髪というイエベを中心に取り入れ、肌と同化していることが似合う事だと思っていました。しかしプロの診断結果はブルべ夏。グレーやオフホワイトといった爽やかなベーシックカラーが似合いました。自分の肌色は黄色っぽいとおもっていたのに、ピンク肌と分かった時が一番びっくりしたと彼女は言います。

このように自称イエベさんはとても多いです。しかし日本人で最も多いのはブルべ夏。続いて冬です。ではなぜ自称イエベさんが多いのでしょう?いろんな理由が考えられますが、私がかんじるのは主に二つ。一つ目は、日本人は黄色人種だからイエベだと思っていること、二つ目は、一目瞭然の色白ピンク肌だけがブルべだと思っていること。その証拠にお笑いの明石家さんまさんがブルべ夏だと伝えると、みなさん一様に驚かれます(笑)。小麦肌のブルべさんも数多くいらっしゃいますよ!

話を元に戻しましょう。これまでゴールド系のアイシャドウしか使ってこなかった恵木さん。似合うピンクやラベンダーに変え、髪や眉を似合う色にしたところ、おしゃれな友達から「可愛いね!似合うよ」と褒められたそうですよ。そして服のデザインにも変化がありました。165cmのスレンダーなモデル体型から、シャツにスキニーデニムというカッコいいクールファッションを好んでいましたが、顔タイプの結果はフリルやレースが得意な大人×曲線タイプの「フェミニン」と判明。女性らしい服も似合うと分かった時はとても嬉しかったそうです。診断後人生で初めてワンピースを購入。色は得意なピンク色です。新鮮な気持ちになり次第に鏡を見ることが増え、以前より自己肯定感が出てきたそうです。

以前の恵木さんのように鏡を見ることに抵抗がある方も少なくないのではないでしょうか。もしあなたがそう感じているならきっとそれは魅力が隠れたままだから。隠れたまま人生を過ごすのも。探し出すのも結局はあなた次第です。

Before

20代前半の写真。短く切った前髪にオレンジ系のヘアメイク。年齢が若い時なのでカジュアルで可愛い印象ですが、幼さや垢ぬけなさにも繋がる為、彼女がほんらい持っている大人っぽいセクシーな魅力は隠れてしまっています。

After

現在は得意な韓国風パーマ。前髪のない大きくくびれたウェーブは顔タイプ「フェミニン」にピッタリ。ヘアカラーやメイクは「ブルべ夏」に合わせてパープルやピンクを取り入れています。持前の大人っぽい魅力がでてお似合いです。