ビフォー&アフター 実例コラム

自分の持つ“個性”を知れば自分がもっと好きになる!

「どんな内容の仕事ですか?」。

名刺交換をすると大抵聞かれる言葉。
パーソナルスタイリスト、パーソナルカラーリストという聞き慣れない〝カタカナ肩書き.が私の職業です。

以前、80歳を迎えた叔母に「一般の方を対象に似合う色やファッションのアドバイスをしているのよ」と伝えたところ、「…まぁ頑張っているんじゃね…」との返事(笑)。

そんな仕事をはじめたきっかけは、現在のサロンの大黒柱となっている「パーソナルカラー」との出逢い。
それは、後の私の人生に大きな影響を与えてくれることとなるのです。
幼少の頃からおしゃれに興味があり、高校生になった頃には古着屋さんを巡るのが楽しくて。

今思うと、自分に似合う色や服が分からず、人を真似たり、理想を追い求めたりしながら自分探しをしていたように思います。
本当の自分が分からないまま大人になった私が、20代後半にパーソナルカラーに出逢い、得た三つのこととは…

「①ほかの人と比べることが無意味で空しいこと」

「②流行を追い求めると自分を見失うこと」

「③自分の物さしで人を判断すると世界が狭くなること」。

それらが、生きている中で勝手にすり込まれた誤解を解き、修正してくれました。
自分に似合う色、自分の個性を知ることで、身につける色や服、メイクなどが変わり、そうすると周囲の反応も変わって、どんどん自分の自信に繋がっていったように思います。
そして自分のことがどんどん好きになりました。
パーソナルカラーはその名の通り、個人に焦点を当てます。

〝あなただけの.〝あなたらしさ.〝あなたにしかないもの.。

そんなオンリーワンの魅力を引き出し、〝あなた.の目の前に届けるのが私の仕事です。

大学の卒業式に似合わない色の袴を着てカメラの前ではにかんでいた私が、その数年後、似合う色を人にアドバイスする仕事に就き、1461名もの方にパーソナルカラー診断をすることになるとは!
一つの出逢い、人とのご縁をしっかり掴めば、人生は一層豊かになると身をもって経験しました。

昔の私に伝えてあげたい。

「あと5年もすれば、自分の使命と思える仕事に出逢えるからね」と。

Before

大学の卒業式用に時間をかけて選んだ袴の色は、私の顔色が最もくすんで見える“パステルピンク”。 あれから15年間、一度も見ることのなかった(見たくなかった)写真です。

After

今から約3年前、従姉妹の結婚式で撮影した写真。“朱色”は私が最も似合う色です。 しばらくの間、実家の写真立てに飾っていたほど、お気に入りの一枚です。全然違いますね…(苦笑)。